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ベトナム株 中国株に続く新興国株の成功法則
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良くできてはいるが、情報が既に古い
発行当時は良書であったと思われるが、残念ながら昨今の相次ぐ金融不安と激動する金融世界の事情から、掲載されている情報の多くが古いと感じてしまう。
ベトナムの歴史に始まって、ベトナム株への投資に当たっての基本的スタンス、
口座開設と実践的な内容も含まれた総合的な指南書となっています。
株式初心者、新興国家への投資を行ったことが無い人など、どうやれば良いかなどが書かれていて参考にはなるが、逆に中上級者にはちょっと物足りない。
著者は直接現地にてベトナム企業を個別に訪問して、経営状態や現地の様子などをレポートしているので、現地に実際足を運ぶ時間的余裕が無いビジネスマンにとっては、ある程度は参考になると思われる。
私自身は、この9月に実際に現地に足を運んで現地証券会社一社にて口座を開設しました。
オンライントレードも利用できますが、送金面などでまだまだ面倒な部分が多く、中国株と比較しても若干敷居の高さを感じるところです。
2007年に高値をつけて以来、中国株と並んでベトナム株、いわゆる新興株は暴落しきっていますが、そろそろ底が見えてきたと思います。
期待すべくは、金融不安後のこれからを描いたベトナム投資の本が出版されることを切望します。
株式投資の本としても参考になります
著者 戸松 信博氏が運営するベトナム株ノーロードファンドを購入したこともありベトナム株 中国株に続く新興国株の成功法則を読んでみました。
中国での経験から考えると、エネルギー(資源を含む)、金融、通信の3業種に注目するのが良いとの事。
ベトナム(外務省情報)は2007年1月11日WTO正式加盟し、今後の成長が期待されます。
プロに任しておくか、自分でも現地に口座を開くべきか悩み中です(軍資金が、、)。
ベトナム株の話だけでなく、株式投資の一般的な考えも書かれているのでちょっとでも国内以外の株式投資に興味がある方にはおすすめです。
ちなみにベトナム株ノーロードファンドの取得銘柄1社目はOTC(店頭)だそうです。個人投資家ではOTC銘柄の購入はほぼ無理そうなので(と本に書いてました)、そういう点はファンドの強みです。
ベトナム株投資の実用書
ベトナム株へ投資を始めたいが、
何から取り掛かればよいか迷っている、
そんな人におすすめです。
ベトナムの歴史と現在、
証券会社の選び方・口座開設の方法、
銘柄選びや具体的な売買の方法など
基本的な知識から具体的方法論までを網羅しています。
ただ、発展途上の国なので
証券売買に関する法律や
証券会社の仕組みが刻々と変化しているようです。
本書だけに頼らず、
幅広く情報収集することをおすすめします。
具体的な記述の良書
ベトナム株についての書籍の中では記述が極めて具体的であり、個別銘柄についての内容も含めて、ベトナム経済及びベトナム株について概観するためのものとしては良書だと思う。
中国株投資を始めてしばらくした頃に著者の中国株関連の書籍も読んだが、これも参考となる内容だった。
ベトナム株もできれば代表的な個別銘柄に投資したいところだが、その敷居は現在はまだやや高い。また、過熱感があるところでの投資はリスクも高くなる。
しかし、ベトナム株については注目はしておきたいと思っている。
ベトナムの将来に期待できますか?
他の方も書いていますが、現時点においてベトナム株投資のためにはこの一冊でほとんどのことがカバーできると思います。 後は、ベトナムの旅行ガイドブックも必要かもしれませんね(読めば飛んでいきたくなりますよ)。 一年前にベトナムを訪問して、そのあまりの活気に圧倒されて、個人でこの国に投資する方法は無いものか探していたところでした。 結局は、日本の証券会社での取り扱いはまだまだ十分ではない(というかほとんど無いような状態)ので、現地の証券会社に口座を作るしかないのですが、まぁ、ベトナム旅行のいい口実にもなるかなぁと自分では思っています。
それにしても、ベトナム株はあっという間に過熱しましたねぇ。 新興株式市場は必ず暴落するものなので、そこを狙えばという本書の教えはとても重要だなと実感してます。
結局、その国の将来に期待できるかどうかということが、新興国投資には一番重要だということをキチンと書いている本書は本当にいい本だと思います。
ベトナムだけではなく、他の新興国への投資を考えている方にもお勧めします。
図でわかる株のチャート入門―これだけで勝率アップ!
/ フォレスト出版 / フォレスト出版 /
見やすくていい
入門書の中では、チャート上の事例が実に効果的。
いきなり必勝パターンから入ってくるあたりが、「チャートとは何か」から始まる入門書よりは使える。
買ってみて、著者の日経平均大予想(あくまでもチャートの読み方を中心にということらしい)が見れた。ので、★4つ。
株のからくり (平凡社新書)
/ 平凡社 / 平凡社 /
株とはいかなるものなのか
そもそも株とはいかなるものなのか? ということで読んでみました。MBOとかTOBなる言葉の意味や、バブルに関する考察など株や株価にかかわる基本的な知識を得ることが出来ます。それ以上に興味深いのは『株は人類に文化の退化、道徳基準の全般的な低下をもたらした』との指摘であります。そして、いかにして株で儲けるか、ということを研究した学者にノーベル賞が次々と与えられることに対しても、経済学者の堕落であると批判されています。筆者が言われているように株式投資をする前に、株とは何か、株式会社とは何か、を今一度よく考えてみなければならないな、という思いに駆られた本でした。
株入門3〜4冊目に是非読むべき
自分自身では全く株式投資には手を出したことは無いが、昨今のホリエモンや村上ファンドなどの報道内容をフォローするのに株について知識の必要性を痛感し、一昨年あたりから株の入門書をポツポツ読んでいる。当時バカ売れしていた細野真宏の株式投資入門書はその内容の薄さに呆れたが、ナツメ社の『図解雑学 株のしくみ』や西野武彦氏の著書などは分かりやすくて勉強になった。しかし、どの入門書も本質的に「株式投資」ハウツー本であり、日本の株式会社・株式市場の問題点や歴史についての突っ込んだ解説はあまり無かった。その点に関する不満感を本書はほぼ満たしてくれた。勿論、他のレビュアーも指摘している通り、全く株の知識がない人が読むには不適切で、タイトルも誤解を招きやすいとは思う。しかし、株についてある程度学んだ人が最近の株がらみの事件の背景や、日本株式市場の特異性などについて知るには非常に有用な本だと思われる。株のハウツー本を読んで株式投資に手を出そうとしている人は、証券会社にアクセスする前に是非読んでおいた方が良いと思う。ただあまりに時事的な話題(株がらみの事件)にも触れているので賞味期間はやや短いかも知れない。
間違った記述が見られる
間違った記述が見られる。経済学者としてあるまじき行為である。日経平均が10000円に乗せたのは1986年とあるが、正しくは1984年である。経済学者として恥ずべきである。株をよく知っている者ならこんな簡単なミスは起こさない。
株の歴史に関する記述は良い。しかし、含み資産株を否定しているのはおかしい。含み資産を評価するのは株価を算定する基準として、合理的なものである。また、ライブドアに対して有罪判決が出ていないのに、有罪扱いしているのもおかしい。
ライブドアを買った投資家を投機家と呼んだのもおかしい。当時、ライブドアは第二のヤフーと呼ばれ、長期投資で買った人も多いからだ。それと、値上がり益を追及する投資家は最近、増加したとの記述もあるが、これもおかしい。昔からそういう投資家はかなり存在していた。
上述のように、現在の株式市場に対する著者の認識で間違いと思われる箇所が多数ある。
圧倒的な現実に対しては???
最近の「株式市場万能」の風潮に対して批判的な本です。この本の最も読み応えがあるのは、第7章の日本の株式市場の歴史について述べた部分だと思います。なかなか、日本の株式市場の変遷についてコンパクトにまとまった本は少ないと思うので、その意味で貴重です。また、市場万能の考え方とは見方を異にし、いかに日本の証券市場が価格形成がなされてきたかということを法人株主の視点を基にして書いてあるのは新鮮です。しかし、法人資本主義が、株式投資を「投機」に変質させたして批判するのは、いいのですが、最後は「じゃあどうすればいいのか?」という部分まで踏み込めていないのはちょっと残念です。新書という形態では仕方なかったのかもしれませんが、現に資本市場を動かしている圧倒的な現実を前にしては、その部分がないと最後の説得力が欠けるかもしれません。(国民それぞれが考えろということなのかもしれません)
株の歴史教科書
個人的には株をはじめる投資家にはいくつか学ばなければならない科目があると思う。
ひとつは会計の初歩的な知識
ひとつは会計を基にした証券分析
ひとつは行動ファイナンスに代表されるメンタル面
ひとつは証券の歴史
この本は株の歴史そのものである。
ほかの誰もが薦める良書でもチューリップバブル、南海バブル、
世界恐慌、ニフティフィフティ、日本の土地バブル、ITバブル…
あたりは紹介もあるし説明もある。
ただこの本の素晴らしいところはその背景、日本とアメリカの違いなど
最後にすすむにつれて会社はどうなるのか?社会はどうなるのか?と
株式会社の欠陥、ミルの主張からは遠くはなれた現在のギャンブルとなった
証券市場の指摘など読み応えがあります。
ただこの本は誰でも読むべきかと言うとそうとは限らない。
なぜなら株についてある程度、予備知識がないとまるで内容が理解できないからだ。
何も株の予備知識なしでこの本を読むのなら星1つ
株について一通り学んだうえで読むなら星5つ
自分自身この本は満点の内容なのは間違いないけれど
もしも2年前の自分がこの本を読んでいても何も響かない。
そもそも書いてある内容についていけないと思う。そんな一冊でしょう。
新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)
/ パンローリング / パンローリング / 増沢 和美 /
株・債券の本質を捉えた投資法
『バフェットの法則』でバフェットが
「投資を勉強するなら、まずベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』を読みなさい。」
と発言していたので購入しました。
しばしば狂った方向に動く市場に対して、
「そもそもなぜ株・債券に投資するのか?」を考えさせられる。
10年、20年のスパンで説明してくれているのがとても良い。
逆に本書を読むことで何が投機でバブルなのかがわかってきた。
市場の狂気に惑わされることなく企業の本質を見抜いて、債券・株に投資したい人にはお奨めしたい。
投資で一番大事なのは、時々壊れながらも長い期間で見ると正常に機能する市場に対し、正しい結果が得れるようにすること。
自分はこれを土台にしてショート・ミドルを取り入れようと思う。
大失敗は避けることができるだろう。
訳者の翻訳力が貧弱
本書はバリュー投資の教科書として、堅実な株式投資を目指す人にとって必携の書です。
しかし訳者の国語力が貧弱で読みにくい内容になってしまっています。
まるで中学生がテスト英語で訳文を書いているかのような文章が散見され、せっかくの良書が台無しになっていると感じました。
原書の内容は素晴らしいだけに、実に残念な作品になっています。
絶対読み逃せない株式投資本
株式投資における最重要本。何をもってもまずこの本を読まなければ
株式投資に関してわからないというほどの株式投資のバイブル。
まず上巻は投資と投機との相違から始まります。
そして現代の投資理論の基礎となるポートフォリオ理論を解説しています。
これをグレアムは保守的投資家と呼んでいます。
そして上巻の最大の読み所第五章「防衛投資家のための株式選択」
ここには現在のインデックス・ファンドのベースラインとなる
ポートフォリオ変更、ドルコスト法、「リスク」概念とあらゆる基礎的な手法を
挙げています。
その条件を全て満たしているのはダウ平均株価(日本だと日経平均株価にあたる)
を力説しています。
これから株を始められる方、今まで株をやっていあたけども、基本的な株の
知識を得たいと言う方は必読の書です。
珠玉の投資本
読んでいてこんなにも感動した本はあまりないです。前作の「賢明なる投資家」も素晴らしかったですが歴史的名著であっただけに取り上げられている事例がかなり古いものでした。しかし、この「新賢明なる投資家」ではグレアムの文章はそのままにジェイソン・ツバイクが各章の末尾に現代の事例などを注釈で解説していることによって、内容が格段にわかり易くなりました。
90年代末のドットコム・バブルもグレアムの考え方が現代にも上手く通用することを見事に示してくれました。
ファンダメンタルズの投資法の解説書ですが、ノウハウのみならず、投資家自身の心理に対しても多大な研究がなされています。まさに投資は自分自身との戦いなのです。
こんなにも価値の高い本は他にあまり見当たりません。
プロ・アマ問わず、全ての投資家に高い啓蒙をもたらす本だと思います。
前のタイプもよみましたが
注釈がよいですね。非常によみやすくしあがってます
金庫株の税・会計・法律の実務Q&A
/ 中央経済社 / 中央経済社 /
内容はいい。弖爾乎波をどうにかした方が
いいのでは。読みづらい。である調とです・ます
調の混同も読みづらい。
平成18年税制改正まで踏まえた金庫株としてここ
まで体系立てたことには多謝。
会計処理および書類モデルは有用と感じた。
株価評価の数値例が盛り込まれているのもリファー
し易く参考になる。
浜島昭平の 株「短期トレード」テクニック (WINNER’S METHOD SERIES)
/ 日本実業出版社 / 日本実業出版社 /
大型株の魅力
鉄鋼などの大型株は、あまり動かないので面白みが無く、今まで見向きもしなかった。この本を読んで、「大型には大型の魅力があるんだね」と納得。とりあえず、新日鉄とJFEをお気に入りリストに加えて、しばらく監視してみようと思う。
1円抜きの鬼
初めて読んだときは1円抜きは無理だと思いました。
しかし、今はこれは本物と断言できます。デイトレードができる方は
ぜひ手にとってほしいと思います。
日本の中では、炭谷氏と浜島氏が現時点で最上級と考えます。
僕はラリーが大好きだから、ラリーを参考にしている
両氏が好きなのでしょうが。
独自の投資スタイルを築くために
今年はバリュー投資を実践してみたところ、大きな含み損を抱えてしまった。
やはり短期投資(デイトレード & スイングトレード)。
無論これとて、必勝法のようなものではない。
「儲けるため」の試行錯誤が詰め込まれた本書は、
経験を(部分的であったにしても)安価に買える点、
独自の投資スタイルを築く上での示唆に満ちている点で
得がたい参考書であると思う。
投機も投資もようは同じ
投機ってゆーと短期の取引で利益を狙うマネーゲームで邪道だ、みたいな流れってありますよね。
著者は、
けど結局投資っつても株価がぐんとあがったら売るでしょ?それって何のため?金儲けだよね?じゃー長期で考えようが短期で考えようがようは同じじゃん。
そんなスタイルです。ようは儲かればいいんです。そんなスタイルです。
この本を読んだ時は特に私もそんな考えだったのでふむふむ読みました。有名な大株主に乗れ!とか、安定株を1円単位で売買して1日5000円ずつ儲けよう!とか。納得でした。
大株主に乗るには、大株主がどの株を買っているのか、1円単位の売買を1日完結でするのであれば自動売買をどうやって活用するのか。それなりの知識が必要なのだとわかります。
どちらかと言えばアウトローな株の本だと言えるかもしれません。他の本も読む必要があると思いますが、私はわかりやすかったです。
画期的な
タイトルに惑わされると、マズイかも。
読みどころは、いくつもあって、和平翁を食い物にしてしまうところなどは、煮ても焼いても食えない団塊世代のオジサン投資家ならではのあつかましさがあって−−。
これで、売ってよし、買ってよしの株取引に開眼するかも。画期的なおもしろい株本ではありました。
株でゼロから30億円稼いだ私の投資法―大株主への道こそ株式投資の本道
/ エール出版社 / エール出版社 /
長期投資の手本
発行がエール出版でこの題名、うすーい内容を予想していたが非常に参考になった。著者が株をはじめたのが1967年、高度成長の時代でラッキーな面もあり、今では当てはまらない部分もあるが基本的な考え方は長期投資の手本となると思う。林輝太郎氏のFAI投資法は好業績か、黒字転換する会社までを対象とするが、遠藤氏の投資法は赤字でも倒産する恐れがなく業績好転が見込める会社を対象としており本当の底値で買うイメージだ。その分余計に時間はかかるかもしれない。今後急激な右肩上がりの相場は期待できないが、個別銘柄は数年のリズムで上げ下げするものであり遠藤氏の投資法は十分適用できるものだと思う。
株数にこだわる伝説の投資法
遠藤さんの投資法は、(特に東証2部の)低位株を集中的に買って
値上がりしたら、売って別の低位株をまた集中買いする。
これを繰り返し、所有する株数を増やしていくという方法。
徹底的に所有する株数にこだわる。
低位株が多い地合では、誰でも大金持ちになれる可能性がある投資法。
2001年から2003年の株式市場でこの投資法を行った人は大儲けしたはず
難点は、株が値上がりして割安な低位株がなくなった地合では、出来ない投資法だということ。
著者はバブルの時に資産を80億まで増やしましたが、
バブル崩壊前に逃げなかったため50億損をして30億に資産を減らしています。
さらに、この本を書いた後も大量保有するシキボウ、東海鋼業などが暴落したため、資産を大きく減らしたようですが、最近キャビン株でまた儲けてるようです。
豊かでない家庭で育った高卒の銀行員が資産80億まで増やした話は、株式に興味ある人間にはこたえられないはずです
この本は・・・
私はこの本を出版初期に購入して読みました。
その頃はバブル崩壊後、最悪期で、さらにその後に
最安値をひかえた時期でしたので、数年スパンで
考えても本書の投資法は全く通用しないものでした。
ただ、20年スパンで考えるとかなり効果的でしょう。
本書で推奨されているアシックスは100円から現在
1000円です。ただし、それまでには10年近くの
歳月を要していますので、まさに余裕資金の投資方で
あるとおもいます。
タケダボーロの「竹田和平」さんの著書と投資方法が
似ており、むしろそちらを推奨いたします。
無題
既に多くの方が指摘しているように、ここに書かれた投資スタイルそのままを現在の国内市場へ援用することは出来ない。
ただ、日本が右肩上がりだった時代に当時としては慎重であった投資スタンスからは、学ぶところが大きい。
成功者の経験談として多少枯れてる気がするが、単純に読み物としての面白さはあった。
タイトルは初心者向きハウツー本みたいだけど、経験者が株式投資という孤独な作業を続ける上で、カンフル剤として斜め読みするのにいいかもと思った。
いい本。
全てが実体験の株本。グレアム的投資法を実践的に記載。
有価証券報告書の使い方など読むと面白いと思う。
持株会社と日本経済
/ 岩波書店 / 岩波書店 /
持株会社は「バベルの塔」ではないのか
1997年の解禁以降、わが国の経済界において雨後の筍のように林立するに至った純粋持株会社については、これまでのところ網羅的な分析を瞥見したことがなかったが、本書の出版を知りすぐさま購入、一読した。力作である。
持株会社解禁の前史(特に原始独禁法における第9条と第10条の制定経緯やその後の改正史)や解禁事情(即ち金融システムの再編=巨大銀行の救済)、「エンドレス機構」としての性格、「組織の壁」や情報の非対称性が生じることにより逆に本社の求心力が弱まってしまい却って全体最適やグループ・シナジーの実現が阻害されるリスク、持株会社同士の水平的経営統合が容易であることから競争が減少し業界によっては寡占化が進行するおそれ、HHI基準がもたらした新たなゲームの規則(即ち先手必勝)、「四種の神器」(存続会社、本社所在地、社長(CEO)、社名)における主導権争いなどなど、どの論点整理や分析も、切れ味鋭い論旨の展開を通じ、腑に落ちるものばかりであった。今日では純粋持株会社制を廃止する動きも各所で顕在化してきているようだが、さもありなんという気がする。
「純粋持株会社とは特定の本業をもたない親会社であ」り ・・・ 「安易な事業分野の拡散をもたらすことによってより遠心的な経営に流れやすくなる」(144〜145頁、いわば「不在支配」による「本業離れ」や「本業喪失」のリスク)。
思えば、大きな流れの上では、純粋持株会社の解禁が今日の雇用流動化(貧困問題)の遠因の一つとなってきたことは明らかではなかろうか。個人的には、オペレーショナルなレベルでの事例分析が一層蓄積されることを望むとともに、今後の実態監視や制度運用における公正取引委員会の使命と責任が誠に重大であることを強調しておきたい。
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